tiup cluster start
tiup cluster start
コマンドは、指定されたクラスターのすべてのサービスまたは一部のサービスを開始するために使用されます。
構文
tiup cluster start <cluster-name> [flags]
<cluster-name>
は操作対象となるクラスターの名前です。クラスター名を忘れた場合は、 tiup cluster list
コマンドで確認できます。
オプション
--初期化
クラスターを安全な方法で起動します。クラスターを初めて起動する場合は、このオプションを使用することをお勧めします。この方法では、起動時に TiDB ルート ユーザーのパスワードが生成され、コマンド ライン インターフェイスでパスワードが返されます。
注記:
- TiDB クラスターを安全に起動した後は、パスワードなしで root ユーザーを使用してデータベースにログインすることはできません。そのため、今後のログインのために、コマンド ラインによって返されるパスワードを記録する必要があります。
- パスワードは一度だけ生成されます。パスワードを記録していない場合や忘れた場合は、
root
パスワードを忘れたを参照してパスワードを変更してください。
-N、--ノード
- 起動するノードを指定します。このオプションの値は、ノード ID のコンマ区切りリストです。ノード ID は、
tiup cluster display
コマンドによって返されるクラスターステータステーブルの最初の列から取得できます。 - データ型:
STRINGS
- コマンドでこのオプションを指定しない場合は、デフォルトですべてのノードが起動されます。
注記:
-R, --role
オプションを同時に指定した場合は、-N, --node
と-R, --role
の両方の指定に一致するサービス ノードのみが起動されます。
-R, --役割
- 起動するノードの役割を指定します。このオプションの値は、ノードの役割のコンマ区切りリストです。ノードの役割は、
tiup cluster display
コマンドによって返されるクラスターステータステーブルの 2 番目の列から取得できます。 - データ型:
STRINGS
- コマンドでこのオプションを指定しない場合は、すべてのロールがデフォルトで開始されます。
注記:
-N, --node
オプションを同時に指定した場合は、-N, --node
と-R, --role
の両方の指定に一致するサービス ノードのみが起動されます。
-h, --help
- ヘルプ情報を出力します。
- データ型:
BOOLEAN
- このオプションは、値
false
でデフォルトで無効になっています。このオプションを有効にするには、このオプションをコマンドに追加し、値true
を渡すか、値を渡さないようにします。
出力
サービスを開始したログ。