JSON関数

TiDB は、 MySQL 5.7の GA リリースに同梱されている JSON関数のほとんどをサポートしています。

JSON値を作成する関数

関数名説明
JSON_ARRAY([val[, val] ...])(空の可能性がある) 値のリストを評価し、それらの値を含む JSON 配列を返します。
JSON_OBJECT(キー, val[, キー, val] ...)キーと値のペアの (空の可能性がある) リストを評価し、それらのペアを含む JSON オブジェクトを返します。
JSON_QUOTE(文字列)文字列を引用符付きの JSON 値として返します

JSON値を検索する関数

関数名説明
JSON_CONTAINS(ターゲット, 候補[, パス])1 または 0 を返すことで、指定された候補 JSON ドキュメントがターゲット JSON ドキュメント内に含まれるかどうかを示します。
JSON_CONTAINS_PATH(json_doc, one_or_all, path[, path] ...)0 または 1 を返し、JSON ドキュメントに指定されたパスのデータが含まれているかどうかを示します。
JSON_EXTRACT(json_doc, パス[, パス] ...)pathの引数に一致するドキュメントの部分から選択された JSON ドキュメントからデータを返します。
->評価パスの後の JSON 列から値を返します。 JSON_EXTRACT(doc, path_literal)のエイリアス
->>パスを評価し、結果の引用符を外した後の JSON 列から値を返します。 JSON_UNQUOTE(JSON_EXTRACT(doc, path_literal))のエイリアス
JSON_KEYS(json_doc[, パス])JSON オブジェクトのトップレベルの値からキーを JSON 配列として返します。パス引数が指定されている場合は、選択したパスからのトップレベルのキーを返します。
JSON_SEARCH(json_doc, one_or_all, search_str[,scape_char[, path] ...])JSON ドキュメント内で文字列の 1 つまたはすべての一致を検索します。
値のメンバー(json_array)渡された値が JSON 配列の要素である場合は 1 を返します。それ以外の場合は 0 を返します。
JSON_OVERLAPS(json_doc1, json_doc2)2 つの JSON ドキュメントに重複部分があるかどうかを示します。はいの場合は 1 を返します。そうでない場合は 0 を返します。

JSON値を変更する関数

関数名説明
JSON_APPEND(json_doc, パス, 値)JSON_ARRAY_APPENDのエイリアス
JSON_ARRAY_APPEND(json_doc, パス, 値)指定されたパスにある JSON 配列の末尾に値を追加します
JSON_ARRAY_INSERT(json_doc, パス, val[, パス, val] ...)json ドキュメントに配列を挿入し、変更されたドキュメントを返します。
JSON_INSERT(json_doc, パス, val[, パス, val] ...)JSON ドキュメントにデータを挿入し、結果を返します。
JSON_MERGE(json_doc, json_doc[, json_doc] ...)JSON_MERGE_PRESERVEの非推奨のエイリアス
JSON_MERGE_PATCH(json_doc, json_doc[, json_doc] ...)JSONドキュメントを結合する
JSON_MERGE_PRESERVE(json_doc, json_doc[, json_doc] ...)2 つ以上の JSON ドキュメントをマージし、マージされた結果を返します。
JSON_REMOVE(json_doc, パス[, パス] ...)JSON ドキュメントからデータを削除し、結果を返します。
JSON_REPLACE(json_doc, パス, val[, パス, val] ...)JSON ドキュメント内の既存の値を置き換えて結果を返します
JSON_SET(json_doc, パス, val[, パス, val] ...)JSON ドキュメントにデータを挿入または更新し、結果を返します。
JSON_UNQUOTE(json_val)JSON 値の引用符を外し、結果を文字列として返します。
JSON_ARRAY_APPEND(json_doc, パス, val[, パス, val] ...)JSON ドキュメント内の指定された配列の末尾に値を追加し、結果を返します。
JSON_ARRAY_INSERT(json_doc, パス, val[, パス, val] ...)JSON ドキュメントの指定された場所に値を挿入し、結果を返します。

JSON 値属性を返す関数

関数名説明
JSON_DEPTH(json_doc)JSONドキュメントの最大の深さを返します。
JSON_LENGTH(json_doc[, パス])JSON ドキュメントの長さを返します。パス引数が指定されている場合は、パス内の値の長さを返します。
JSON_TYPE(json_val)JSON値のタイプを示す文字列を返します。
JSON_VALID(json_doc)json_doc が有効な JSON であるかどうかを確認します。 json 型に変換する前に列をチェックするのに役立ちます。

ユーティリティ関数

関数名説明
JSON_PRETTY(json_doc)JSON ドキュメントの整形
JSON_STORAGE_FREE(json_doc)JSON 値が適切に更新された後に、JSON 値のバイナリ表現で解放されたstorageスペースの量を返します。 TiDB は MySQL とは異なるstorageアーキテクチャを備えているため、この関数は有効な JSON 値に対して常に 0 を返し、MySQL 8.0 との互換性のために実装されています。
JSON_STORAGE_SIZE(json_doc)json 値を保存するために必要なバイトのおおよそのサイズを返します。サイズには圧縮を使用する TiKV が考慮されていないため、この関数の出力は MySQL と厳密には互換性がありません。

集計関数

関数名説明
JSON_ARRAYAGG(キー)キーの集合を提供します。
JSON_OBJECTAGG(キー, 値)指定されたキーの値の集計を提供します。

こちらも参照

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