ディスク流出時の暗号化機能を有効にする
システム変数tidb_enable_tmp_storage_on_oom ONに設定されている場合、単一の SQL ステートメントのメモリ使用量がシステム変数tidb_mem_quota_queryの制限を超えると、一部の演算子は実行中に中間結果を一時ファイルとしてディスクに保存し、クエリの完了後にそのファイルを削除することができます。
ディスクスピルの暗号化を有効にすると、攻撃者がこれらの一時ファイルを読み取ってデータにアクセスするのを防ぐことができます。
設定
ディスク スピル ファイルの暗号化を有効にするには、TiDB 構成ファイルのセクション[security]の項目spilled-file-encryption-method構成します。
[security]
spilled-file-encryption-method = "aes128-ctr"
spilled-file-encryption-method値の選択肢はaes128-ctrとplaintextです。デフォルト値はplaintextで、暗号化が無効であることを意味します。