tiup dm display
DMクラスタの各コンポーネントの動作状態を確認したい場合は、各マシンに1つずつログインするのは非効率的です。したがって、tiup-dmは、このジョブを効率的に実行するためのtiup dm display
のコマンドを提供します。
構文
tiup dm display <cluster-name> [flags]
<cluster-name>
は、操作するクラスタの名前です。クラスタ名を忘れた場合は、 tiup dm list
コマンドで確認できます。
オプション
-N、-node
- クエリするノードのIDを指定し、複数のノードをコンマで分割します。ノードのIDがわからない場合は、コマンドでこのオプションをスキップして、出力にすべてのノードのIDとステータスを表示できます。
- データ型:
STRING
- このオプションはデフォルトで有効になっており、
[]
(すべてのノードを意味します)が渡されます。
ノート:
-R, --role
も指定されている場合、-N, --node
と-R, --role
の両方の仕様に一致するサービスノードのみが照会されます。
-R、-role
- 複数の役割の場合はコンマで分割して、照会する役割を指定します。ノードにデプロイされている役割がわからない場合は、コマンドでこのオプションをスキップして、出力にすべてのノードの役割とステータスを表示できます。
- データ型:
STRING
- このオプションはデフォルトで有効になっており、
[]
(すべての役割を意味します)が渡されます。
ノート:
-N, --node
も指定されている場合、-N, --node
と-R, --role
の両方の仕様に一致するサービスノードのみが照会されます。
-h、-help
- ヘルプ情報を出力します。
- データ型:
BOOLEAN
- このオプションは、デフォルトで
false
の値で無効になっています。このオプションを有効にするには、このオプションをコマンドに追加し、true
の値を渡すか、値を渡さないようにします。
出力
- クラスター名
- クラスターバージョン
- SSHクライアントタイプ
- 次のフィールドを含むテーブル:
ID
:ノードID。IP:PORTで構成されます。Role
:ノードにデプロイされたサービスロール(たとえば、TiDBまたはTiKV)。Host
:ノードに対応するマシンのIPアドレス。Ports
:サービスで使用されるポート番号。OS/Arch
:ノードのオペレーティングシステムとマシンアーキテクチャ。Status
:ノード上のサービスの現在のステータス。Data Dir
:サービスのデータディレクトリ。-
は、データディレクトリがないことを意味します。Deploy Dir
:サービスのデプロイメントディレクトリ。