TiDB 2.1 RC4 リリースノート
2018年10月23日にTiDB 2.1 RC4がリリースされました。TiDB 2.1 RC3と比較して、このリリースでは安定性、SQLオプティマイザー、統計情報、実行エンジンが大幅に改善されています。
TiDB
- SQLオプティマイザー
UnionAllの列プルーニングが場合によっては正しくない問題を修正#7941UnionAll演算子の結果が場合によっては正しくない問題を修正#8007
- SQL実行エンジン
AVG関数#7874の精度の問題を修正EXPLAIN ANALYZEステートメントを使用して、クエリ実行プロセス中の各演算子の実行時間と返された行数を含む実行時統計をチェックする機能をサポートします#7925- テーブルの列が結果セット#7943に複数回出現する場合の
PointGet演算子のpanic問題を修正しました Limit節#8002値が大きすぎるために発生するpanic問題を修正しました- いくつかのケースで
AddDate文SubDate実行中にpanic問題を修正しました#8009
- 統計
- 結合インデックスのヒストグラム下限の接頭辞が範囲外であると判断される問題を修正#7856
- 統計収集によるメモリリークの問題を修正#7873
- ヒストグラムが空の場合のpanic問題を修正#7928
- 統計情報のアップロード時にヒストグラムの境界が範囲外になる問題を修正#7944
- 統計サンプリングプロセス#7982における値の最大長を制限する
- サーバ
- ラッチをリファクタリングしてトランザクションの競合の誤判断を回避し、同時トランザクションの実行パフォーマンスを向上させる#7711
- 一部のケースで遅いクエリを収集することによって発生するpanic問題を修正#7874
LOAD DATA文#8005でESCAPED BYが空文字列の場合のpanic問題を修正- 「コプロセッサエラー」ログ情報#8006を完了する
- 互換性
- クエリが空の場合、
SHOW PROCESSLIST結果のCommandフィールドをSleepに設定します#7839
- 表現
SYSDATE関数#7895の定数の折り畳みの問題を修正SUBSTRING_INDEX場合によってはパニックになる問題を修正#7897
- DDL
invalid ddl job typeエラー#7958スローすることによって発生するスタックオーバーフローの問題を修正しましたADMIN CHECK TABLEの結果が場合によっては正しくない問題を修正#7975
PD
- Grafana #1261から墓石 TiKV が削除されない問題を修正
- grpc-goがステータス#1265を設定する際のデータ競合問題を修正
- etcdの起動失敗によりPDサーバーが停止する問題を修正#1267
- リーダー切り替え時にデータ競合が発生する可能性がある問題を修正#1273
- TiKVがtombstone #1280になったときに追加の警告ログが出力される可能性がある問題を修正しました
TiKV
- スナップショット#3606適用によって発生するRocksDB書き込み停止問題を最適化
- raftstore
tickメトリック#3657を追加 - RocksDBをアップグレードし、書き込みブロックの問題を修正し、
IngestExternalFile #3661を実行するときに書き込み操作によってソースファイルが破損する可能性がある問題を修正しました。 - grpcio をアップグレードし、「ping が多すぎる」と誤って報告される問題を修正しました#3650