TiFlashクラスタを管理

このドキュメントでは、 TiFlashバージョンの確認など、 TiFlashクラスターを保守するときに一般的な操作を実行する方法について説明します。また、このドキュメントでは、 TiFlashの重要なログとシステム テーブルについても紹介します。

TiFlashのバージョンを確認する

TiFlash のバージョンを確認するには、次の 2 つの方法があります。

  • TiFlashのバイナリファイル名がtiflash場合、 ./tiflash versionコマンドを実行することでバージョンを確認できます。

    ただし、上記のコマンドを実行するには、 libtiflash_proxy.so動的ライブラリを含むディレクトリ パスをLD_LIBRARY_PATH環境変数に追加する必要があります。これは、 TiFlashの実行がlibtiflash_proxy.so動的ライブラリに依存しているためです。

    たとえば、 tiflashlibtiflash_proxy.so同じディレクトリにある場合は、まずこのディレクトリに切り替えてから、次のコマンドを使用してTiFlash のバージョンを確認できます。

    LD_LIBRARY_PATH=./ ./tiflash version
  • TiFlashログを参照してTiFlash のバージョンを確認します。ログ パスについては、 tiflash.tomlファイル[logger]部分を参照してください。例:

    <information>: TiFlash version: TiFlash 0.2.0 master-375035282451103999f3863c691e2fc2

TiFlash重要なログ

ログ情報ログの説明
[INFO] [<unknown>] ["KVStore: Start to persist [region 47, applied: term 6 index 10]"] [thread_id=23]データの複製が開始されます(ログの先頭の角括弧内の数字はスレッドIDを表します)
[DEBUG] [<unknown>] ["CoprocessorHandler: grpc::Status DB::CoprocessorHandler::execute(): Handling DAG request"] [thread_id=30]DAG要求の処理、つまりTiFlashがコプロセッサー要求の処理を開始する
[DEBUG] [<unknown>] ["CoprocessorHandler: grpc::Status DB::CoprocessorHandler::execute(): Handle DAG request done"] [thread_id=30]DAG要求の処理が完了しました。つまり、 TiFlashはコプロセッサー要求の処理を完了しました。

コプロセッサー要求の開始または終了を見つけ、ログの先頭に印刷されているスレッド ID を通じてコプロセッサー要求の関連ログを見つけることができます。

TiFlashシステムテーブル

information_schema.tiflash_replicaシステム テーブルの列名とその説明は次のとおりです。

カラム名説明
テーブルスキーマデータベース名
テーブル名テーブル名
テーブルIDテーブルID
レプリカ数TiFlashレプリカの数
場所ラベルPDのヒント。リージョン内の複数のレプリカが分散される場所に基づいている。
利用可能利用可能かどうか (0/1)
進捗レプリケーションの進行状況 [0.0~1.0]

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