TiDBBinlog用語集
このドキュメントでは、 TiDB Binlogのログ、監視、構成、およびドキュメントで使用される用語をリストします。
Binlog
TiDB Binlogでは、binlog は TiDB からのバイナリ ログ データを指します。また、 Drainerが Kafka またはファイルに書き込むバイナリ ログ データも指します。前者と後者は形式が異なります。また、TiDB の binlog と MySQL の binlog も形式が異なります。
Binlogイベント
Drainerからの DML バイナリログには、 INSERT
、 UPDATE
、 DELETE
3 種類のイベントがあります。Drainer の監視ダッシュボードでは、レプリケーション データに対応するさまざまなイベントの数を確認できます。
チェックポイント
チェックポイントは、レプリケーション タスクが一時停止されて再開される位置、または停止されて再起動される位置を示します。チェックポイントは、 Drainer がダウンストリームにレプリケートする commit-ts を記録します。再起動すると、 Drainer はチェックポイントを読み取り、対応する commit-ts からデータのレプリケートを開始します。
セーフモード
セーフ モードとは、増分レプリケーション タスクのテーブル スキーマに主キーまたは一意のインデックスが存在する場合に、DML のべき等インポートをサポートするモードを指します。
このモードでは、 INSERT
ステートメントはREPLACE
に、 UPDATE
ステートメントはDELETE
とREPLACE
に書き換えられ、書き換えられたステートメントが下流に実行されます。セーフ モードは、 Drainer の起動後 5 分以内に自動的に有効になります。設定ファイルのsafe-mode
パラメータを変更することで、このモードを手動で有効にできますが、この設定は下流が MySQL または TiDB の場合にのみ有効です。