ベクトル検索の制限

このドキュメントでは、TiDB Vector Search の既知の制限について説明します。

注記

TiDB Vector Search は、TiDB Self-Managed (TiDB >= v8.4) およびTiDB Cloudサーバーレスでのみ使用できます。 TiDB Cloud専用では使用できません。

ベクトルデータ型の制限

  • ベクター最大 16383 次元をサポートします。
  • ベクトル データ型では、 NaNInfinity 、または-Infinity値を格納できません。
  • ベクトル データ型では倍精度浮動小数点数を格納できません。ベクトル列に倍精度浮動小数点数を挿入または格納すると、TiDB はそれを単精度浮動小数点数に変換します。
  • ベクトル列は、主キー、一意のインデックス、またはパーティション キーでは使用できません。ベクトル検索のパフォーマンスを高速化するには、 ベクター検索インデックス使用します。
  • テーブルには複数のベクトル列を含めることができます。ただし、 テーブル内の列の総数の制限あります。
  • 現在、TiDB はベクトル インデックスを持つベクトル列の削除をサポートしていません。このような列を削除するには、まずベクトル インデックスを削除し、次にベクトル列を削除します。
  • 現在、TiDB はベクター列をJSONVARCHARなどの他のデータ型に変更することをサポートしていません。

ベクトルインデックスの制限

  • ベクトル インデックスはベクトル検索に使用されます。範囲クエリや等価クエリなどの他のクエリを高速化することはできません。したがって、ベクトル以外の列や複数のベクトル列にベクトル インデックスを作成することはできません。
  • テーブルには複数のベクトル インデックスを設定できます。ただし、 テーブル内のインデックスの総数の制限しかありません。
  • 同じ列に複数のベクトル インデックスを作成できるのは、異なる距離関数を使用する場合のみです。
  • 現在、ベクトル インデックスの距離関数としてサポートされているのはVEC_COSINE_DISTANCE()VEC_L2_DISTANCE()のみです。
  • 現在、TiDB はベクトル インデックスを持つベクトル列の削除をサポートしていません。このような列を削除するには、まずベクトル インデックスを削除し、次にベクトル列を削除します。
  • 現在、TiDB はベクトル インデックスを見えないに設定することをサポートしていません。

TiDBツールとの互換性

  • TiDB Cloudコンソールのデータ移行機能では、MySQL 9.0 ベクトル データ型のTiDB Cloudへの移行または複製はサポートされていません。

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