TiDB 2.0 RC1 リリースノート
2018 年 3 月 9 日に、TiDB 2.0 RC1 がリリースされました。このリリースでは、MySQL の互換性、SQL の最適化、安定性が大幅に向上しています。
TiDB
- OOM のリスクを軽減するために、単一の SQL ステートメントによるメモリ使用量の制限をサポートします。
- Stream Aggregate オペレーターの TiKV へのプッシュのサポート
- 構成ファイルの検証のサポート
- HTTP APIを介したTiDB構成情報の取得のサポート
- パーサーでのより多くの MySQL 構文との互換性
- Navicat との互換性の向上
- オプティマイザーを改善し、複数の OR 条件で共通の式を抽出し、より適切なクエリ プランを選択します。
- オプティマイザーを改善し、より多くのシナリオでサブクエリを結合演算子に変換して、より適切なクエリ プランを選択します。
- バッチ モードでロックを解決してガベージコレクションの速度を向上させます
- 互換性を向上させるためにブールフィールドの長さを修正しました。
- オンライン ビジネスへの影響を軽減するために、インデックスの追加操作を最適化し、すべての書き込みおよび読み取り操作の優先順位を下げます。
PD
- リージョンのステータスをチェックするために使用されるコードのロジックを最適化し、パフォーマンスを向上させます。
- 異常時のログ情報の出力を最適化し、デバッグを容易にします。
- TiKV ノードのディスク容量が不足しているというモニター統計を修正
- TLS が有効になっている場合のヘルス インターフェイスの誤ったレポートの問題を修正
- 安定性を向上させるために、レプリカの同時追加が構成のしきい値を超える可能性がある問題を修正しました。
TiKV
- PD リーダーが切り替わったときに gRPC 呼び出しがキャンセルされない問題を修正
- 初期設定後に変更できない重要な設定を保護する
- メトリクスの取得に使用する gRPC API を追加する
- クラスター起動時にSSDが使用されているかどうかを確認する
- ReadPool を使用して読み取りパフォーマンスを最適化し、
raw get
テストでパフォーマンスを 30% 向上 - メトリクスを改善し、メトリクスの使用を最適化する